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「真琴、口開け…っ」
ぬるぬるとした感触が心地いいとともに、緩やかな欲望が迫り上がってくる。
おもむろに胸元をなぞり、揉む。
筋肉により硬くなった胸は、どこにも柔らかさなどないのに遙はそれをむにむにと揉むことをやめられないでいた。
「ひゃ…は、ぅ…ぅ…女の子じゃないんだよ…?そんなとこ触っても、楽しくないでしょ…、っ?」
少しずつ艶やかさを醸し出し始めた真琴の声が脳髄まで響いて、甘い痺れを下半身に与えていく。
どうにも耐えられそうになくなって、下肢をまとっていた邪魔な布をいつものように着込んでいた水着ごと剥いだ。
脱がせた真琴の服と遙の服が散乱して、これからセックスをするのだというのに、手があいた真琴がいそいそとそれをたたもうとしているのがおかしかった。
「…別に、どうせ洗うんだからいいだろ…」
そんな事してないで、早く真琴に触りたい。ひとつになりたい。早く、早く。
「ま、って…はる、触っちゃ、やぁ…っん」
既に立ち上がりかけていた真琴のそれにそっと手を添える。
途端にびくりと震え、今まで以上に甘い声で拒否してくるが、そんなものは全く持って無意味、を通り越して逆効果だ。煽られている気分になる。
言葉は無視してキスを落とせば、すっかりおとなしくなる真琴だって、きっともう我慢の限界の筈だ。
扱くのは止めずに首筋から胸元までを舐め上げたり、先ほど散々揉んだ胸の、飾りに触れてみたり。
手探り状態の愛撫でも、真琴は随分と気持ち良さそうにしていた。
「ふぁ…あ、むね、ぁア……っや…!ひ、ぃ…」
むくむくと育った真琴のそれは、先走りでぐっしょりと濡れていた。
艶やかな真琴に当てられ、遙の触れてもいない自身も涙をこぼしている。
「真琴…っ」
「…ハル…ん、いい、よ」
何をしたいと言わなくても、名前を呼べば伝わってしまう。
相当に余裕がない事も、緊張して心音がもの凄い事になっている事も、きっと、伝わってしまっているのだろう。
買っておいたローションを温め、ゆっくりと1本、たっぷりとローションを絡ませてから挿入する。
きゅうきゅうと締め付けられて、中の締まりや暖かさが直に伝わってくる。
(…すごくきつい…)
「…っ、ぅ…」
「悪いっ……痛いか…?」
痛みはなさそうだが、先ほどまでとは打って変わって、苦しそうなうめき声を控えめに上げたのに驚いて抜こうとするが、ぬめりが足りないのかぎっちりとうまった指は簡単には抜けない。
それに、慣らさなければ入らないのだ。ひとつになれない。
「は、る…、へいきだよ…だから…ね?」
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