0916 07:30

「ふっ…うう…っ離せ!はな、うぐ、ぁ…!!!あああ!!!」
ガシガシと足で男の腹を蹴り、抵抗を続けても、一層強く腰を打ち付けられれば、酷い圧迫感に襲われ、嬌声のようにも取れるような悲鳴が上がる。
かといって抵抗を全くしないのは負けた気がして、何度も何度も胸元を叩いたり、腹を蹴ったりし続ける。
…男がそれを楽しんでいるという事にも気づきながらも。
「真太郎くん…可愛いね…そんなに気持ちいいの?俺、嬉しいなあ。あー…おいたしちゃ駄目って言ってるのに…まあいいや、その分犯してあげる」
顔は知っているけれど名前は知らない。そんな男に何故犯されている?
そんな疑問が浮かぶより先に思考は快感に狂い、まともに働きはしない。
「ふぐ!?んんん…ん、ん、んんっ」
深い口づけに翻弄され、嫌だと言う事すら許されない。
抵抗したらそれだけの分犯される、というのはもう、身に染みてはいたのだが、それでも黙って耐えるなど、緑間のプライドが許さなかった。
男の言葉通り、緑間は幾度となく犯され、性を吐き、身も心もボロボロだった。
まだ犯される事も分かりきった事で、もう頭は働かない。
ただ、それでもいつか飽きるだろうと、そんなあり得ない期待を抱きながらずっと、犯される。
「ん、ぅ…?」
目を覚ましたら解放されている、なんて言う期待を抱きながら、朝はやってくる。その期待も、すぐに打ち砕かれる。
そんな事も分かっている。…悲しいくらいに。
けれど、現実を認めるのがどうしても嫌で…嫌で。
「やっと起きたぁ?真太郎くん、俺また勃っちゃたんだけど〜!寝顔可愛すぎて真太郎くんのスベスベな肌に擦ってるだけでキモチイインだよ…また挿れていい?っていうか挿れるね!」
眼前には男の脂ぎった卑しい顔。
不快な物は何度見ても不快で、慣れなくて、更にその顔が迫ってくる恐怖と言ったらもう言葉にできない。
「ひ…!離れるのだよ!や、やだ…ぅえ…んぶ…んん」
口づけを合図に、男は我慢ならぬと言った様子で腰を振り始める。
ヌルヌルとまるでローションのように溢れ出るカウパーが、緑間の引き締まった身体を汚していく。
正直、そのまま挿入されるのだと思っていた分、感触が別のところから襲ってきたことに驚くとともに、あまりの気持ち悪さに身を捩って抵抗する。
「ひぅ、ぅ…!?や、やめるのだよ!きたな…!ひぃ?!」
抵抗虚しくガッチリとホールドされ、そのままドプリと(((強制終了
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