ウェイバーさんのツンデレはもう、あれだ。あたしの鼻を刺激する魂胆にちがいない。固いガードの末にあたしはウェイバーさんの部屋に入ることは終ぞ適いませんでしたよ、仕方なくドアの前に座り込む作戦に出ましたあたし。だけどこれじゃあ極度の照れ屋なウェイバーさんは出てきてくれないだろうなあ。よし。



「佐藤春子ー、ウェイバーさんの好きな所を上げていこうと思いまーす!」


「優しさがハンパじゃないですよね、もう飴と鞭の使い方が絶妙すぎて鼻が痛いよ!ツンデレで恥ずかしがりやでこんな未来の嫁を閉め出しちゃって、本当ガード固すぎるって!でもそんなところも大好きです愛してます!あの気持ち悪い変質者さんから救ってくれたときの顔も真剣そのもので…ていうか本当にありがとう変質者さん貴方はあたしとウェイバーさんのキューピッドです本当にありがとう私は神様がくださった出会いを大切にストライプのウェイバーさんのパンツを死守するため」

「おい待て待て待て待て!黙れ」

「ふごっ……、あ、愛が痛いですよウェイバーさん…」


勢い良く開いた扉に悶絶しているとウェイバーさんが現れて一瞬で回復。照れ屋を引きずり出すにはやっぱりこれだね!名づけて『これ以上恥ずかしい事を言わないうちに出てこよう』作戦だ。


「お、オマエが悪いんだからな!そんな所に座ってるから、」

「……っ」

「……おい、そんなに痛かったのか?わ、悪い…?」

「…へへ」

「!?」

「何このツンデレ最高!!あいててててはらじが」


「おい早く鼻拭け!!ライダーティッシュ持って来い!」





あたし今幸せで死ねる


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