「ってことで今日からお世話になります」

「ふざけるな出て行けこの家の半径100m以内に入るな変態」

「いいじゃないですかー!今家族が旅行中で悲しいんですよー!寂しいとウサギは死んじゃうんです」

「オマエはウサギに土下座してこい」

「ウェイバーさんの照れ屋さんっ」

「誰がだァァアアアァ!!!」


ちょこんと座ってにこにこしているこいつの姿を見て一体誰がこんな変態だと分かるものか。助けなければ良かった。変質者に襲われている女なんて無視すれば良かったんだウェイバー。これだから人と関わるのは御免なんだよ。


「あらウェイバーちゃん、お友達?」

「初めまして私はウェイバーさんのお嫁さムグゥ…」

「し、知り合いなんだおばあさん」

「そうなの?ゆっくりして行ってね」


うおおぉぉおウェイバーさんの手が私の口に…!!ウェイバーさん女の子みたいにすべすべしてやがる羨ましい。ていうかいっそ女の子なんじゃないか、おばあさんウェイバーちゃんって言ってたぞあたし!どうしよう女の子に惚れてしまったのか私は――!こうなれば確認しかないわよ春子、さあいざこの右手を出陣!

「う゛わっ、オマ、なにして…!」

「いたっ!何も殴らなくたっていいじゃないですか」

「ふざけるな痴漢で訴えるぞ変態!出て行け本当に頼むから」

「ちゃんと在ってよかったです」

「だから聞けって!!ひ、ひとのこか…あああもう出て行け馬鹿!!」

「そんなにツンツンしなくてもいいじゃないですか!ちょっと触っただけじゃないですか減るもんじゃないですし」

「オマエとりあえず常識を買って来い」




ストーカーが犯罪だと気付いてくれ


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