だから付いてくるな!と私を振りほどこうとするものだから、諦めて隣を歩くあたしとウェイバーさん。名前を聞いたら教えてくれないっていうツンを発動されたけどめげずに尋も…ん゛んっ。聞き続けたら褐色の巨漢さんが教えてくれたのです!やばい筋肉さん素敵! 「ウェイバーさんウェイバーさん!」 「いつまで付いて来る気だ!」 「そんなのどこまでもに決まってるじゃないですか、うふふ」 「っ…気色悪い!ライダーこいつなんとかしろよ!」 「うぬら中々似合いではないか」 「きゃー聞いたウェイバーさん!!お父様ありがとう!」 「誰が誰の父親だって!?ボクはこいつの主人だ!」 「お父様ウェイバーさんのことは私にお任せくださいね」 「聞けよ!」 ゼエゼエと息を切らすウェイバーさんの目に薄く膜を貼る涙。ちょ、何その可愛い顔は、春子ちゃん鼻が痛いよ!ツッコミをしてくれるウェイバーさんに常にボケな私ってピッタリじゃない?これってもう神様があたしの為に与えてくれた運命の人に違いない。あたしはこれからウェイバーさんとウェイバーさんのパンツを守る為に生きる! 「声が全部出てる馬鹿!あっち行け変態!」 「坊主、女の扱いがなっておらんのう」 「こいつは女じゃないだろ!」 「そう女じゃなくて乙女なんです!さすがウェイバーさん分かってるー!」 「ライダーこの近くの病院に向かうぞ今すぐ」 「やだ産婦人科だなんて…まだ早いですよこれから作りますから焦らないでください」 「っライダー!!」 「そう照れるな坊主」 誰か、ボクに休息を与えてくれ。 |