もしかしたら予知夢かもしれない 涼「さっきすごい夢を見た」 南「今何時か知ってるか、驚け、午後2時だ」 涼「だから学校に来たと言っても過言でないほどに」 基「あのまま家で寝ててもよかったのに」 円「休みかと思って心配したぞ」 基「よく来たね風介。元気そうでなにより!」 緑「うさんくせえ」 円「で、その夢ってどんなのだ?」 涼「一気に留学生が来る夢だ。円堂は喜んでる。でも、私やチューリップ、変態、エンペラーオブことわざはすごく嫌そうな顔をしていた」 南「おい。おい」 緑「エンペラー…」 円「緑川すごいなー」 緑「あ、ありがと…」 基「俺はあえて否定しない。だってそれが俺の、円堂くんへの愛なのだから!」 南「…で、その留学生ってどんな奴らだったんだよ」 涼「あまり覚えてないが、アゴが割れてるワカメみたいな髪型の男がいたな。それと…奇妙な…奇抜な…眼鏡っぽいものをつけた騒がしい男と、無駄に鼻筋の通った金髪…」 基「あれっ嫌な予感」 緑「でも夢なんだよね? えっやだ夢って言って涼野さん阿鼻叫喚の予感しかしない」 円「もしかして、テレスとディランとマークかなあ? 来たら楽しそうだな!」 南「冗談じゃねえよ。くだらねえ夢見やがって…倍率跳ね上がるわ!」 円「なんの?」 南「なんでもねーっての」 基「でもあの腹立つ真っ白に燃え尽きた流星がいなくてよかったよ」 緑「キャラかぶってたもんね」 基「ちょっとあとで話そうか緑川」 緑「すみません」 円「みんな今頃何してんのかなー…サッカーかな?」 涼「さあね。まあ、あくまで夢だから。現実じゃないから」 南「そりゃそうだろ。実際にあったら困るわ」 円「なんでだ?」 南「こっちの事情だ」 円「あ、そっか、しれつなポジション争いになるもんな! みんな、頑張ろうぜ!」 緑「いや来ないから。来ないからね円ど……来ないよね? 来ないと言って涼野さん」 涼「さてもうひと眠り」 南「いや、そろそろ授業受けろよ」 |