*ルッスーリアと
「ホワイトデーのお返しは何がイイ?」
「手作りプリンで。」
「…手作りプリン以外の候補は?」
「手作りプリン一択で。」
「…もっと豪華なディナーとかでもいいのよ?」
「手作りプリン以上に豪華なものはないですね。」
「…本当に?」
「いや、作るの面倒なら無理にお返しなんて要らないですよ。」
「面倒なんて思わないけどぉー。」
「何ですか、その意味深な感じ。」
「アナタがそんな風に迷わずはっきり口に出して要求するのって、プリンくらいかしらね、って思って。」
「そうですかね?ルッスーリアさんが作ってくれるなら尚更恥も掻き捨てて要求しますけど。」
「アラ、あられもなくおねだりしてくれるの?」
「不穏な言い方止めてくれませんか。」
「アナタは本当に男を誘うのが上手ねえ。」
「違います。ていうかルッスーリアさんは男の括りでいいんですか。」
「私の中の男を誘ってるって言ってるの。大丈夫、満足するまで泣かせてあげるわね。」
「涙の意味が違う!!にじり寄らないで下さいって!!」
【白い日にご用心】