白ひげ海賊団と日常〜こんなこともありました〜



【イゾウさんと名前】

「イゾウ、ってどう書くんですか?」

「……お前、漢字も分かるのか。」

「はい。ちなみにあたしの字はこう…巴って書くんです。」

「三つ巴の、巴か。」

「はい。イゾウさんはどう書くんです?」

「どう書くと思う?」

「遺贈。」

「オイてめえ。」

一発変換。文章内ではイゾウが呼ぶ時だけ巴表記。



【イゾウさんと切欠】

「巴、ほら。」

「え?あれ、この借りてた着物は洗濯してた筈…飛んでっちゃってました?畳んでお返ししますね。」

「いや…その、……何でもねえ。これはお前にやる。使え。」

「え、いいんですか?着替え少ないので助かります!ありがとうございます。」

「ああ、じゃあな。」

「はい!お仕事お疲れ様です!」



「…………丈があたしサイズに裾上げされてあった…。」



お母さんになった切欠。



【サッチさんと初対面】

「サッチさんと遊ぼう!」

「…サッチさんと言うんですね。宜しくお願いします。」

「堅い!大丈夫だ、お兄さん怖くないぜ?優しくする。」

「(…何かシャマルさんと同じ匂いがする)いえ、あたし仕事があるので。すみません、お疲れ様です。」

「優しくフラれた!!」

「(賑やかなところは若干内藤君だ…)」


最初は引いてた。



【エドワードさんと隊長さん達と呼称】

「サッチ達を兄貴と呼んだんだ、俺のことはオヤジと呼べ。」

「いやいやいや、今のは冗談ですってば。」

「俺のことは兄ちゃんって呼んでいいんだぜ。」

「ちょっ…乗ってこないで下さいクリエルさん。」

「俺はにぃにで。」

「ハルタさんマニアック!呼びませんから!」

「俺は兄貴がいい。」

「俺も。」

「呼びませんってブラメンコさん!アトモスさん!」

「贅沢は言わない。兄さんでいい。」

「いやいや贅沢とかじゃないですからデューさん!」

「兄たん、とか…。」

「却下しますジルさん。」

「兄上って呼んでくれたら今生に悔いはない。」

「ナミュールさんはもっと人生に楽しみを持ちましょう!」

「馬鹿野郎てめェら。歳を考えて言え。俺達は分を弁えるぜ。…ラクヨウおじ様と呼んでくれ。」

「ブレンハイムおじ様…か。いいな…。」

「フォッサおじ様と…。」

「…………フォッ様。」

『フォッサてめええぇえ!!!お前だけ狡ィぞ!!!』

「…結局兄とは言ってないんですけど。」

「グララララ!!」


お兄ちゃんと呼んで欲しい隊長達。キャラ設定は模造です。



【ジョズとマルコと相談】

「…ジョズ。」

「何だ。」

「トモエはどうやったらお前らみたいに懐いてくれるんだよい…。」

「……。」

「確かに最初は警戒した。でもそれはみんな同じだろうがよい。どう考えても俺だけ距離があるよい…。」

「……。」

「……。」

「………モヒカンが恐いんじゃないだろうか。」

「強面のお前に言われたくねェよい。」



仲良くなる機会を悉く逃していたマルコ。



【マルコと報告】

「オヤジ!!」

「どうした。」

「トモエと仲良くなれたよいっ!!!」

「あァ、そりゃあよかった。グラララ!」



オヤジに報告は基本。



【ジョズさんとお願い】

「ジョズさんにお願いがあるんです。」

「…何だ?」

「暫く修練をしていないので、付き合って頂けると嬉しいんですが。」

「………。」

「ジョズさんのダイヤモンドの体なら絶対怪我させませんし、ちょっと手加減して打ってきてもらうだけでいいんですけど…ダメですか?」

「………。」

「ジョズさん?」

「俺にはとてもできない……。」

「あー…手加減して相手するのって大変ですもんね…。ごめんなさい、お忙しいのにワガママ言ってしまって。他の人にも当たってみます。ありがとうございました。」

「いや、トモエ…………。」

「危ないことさせたくないって、ちゃんと言わないと通じないぜー?」

「っ、」



通りすがりサッチ。



【エースさんと不仲】

「エースさん、おはようございます。」

「……。」

「エースさん、こんちには。」

「……。」

「エースさん、お休みなさい。」

「……。」

「エースさん、どうぞ。コックさんに頼んでプリン作らせてもらったんです。」

「……。」

「エースさん、挨拶もできない人がエドワードさんの息子を名乗るだなんておこがましいですよ。」

「っ、うるせえ!!いただきます!!」


ちょくちょく逆撫でする巴。



【エースさんと会議】

「じゃあー、第二回エースをトモエと仲良くさせよう会議ー。今日はゲストに張本人のエース君をお呼びしました。拍手。」

「離せてめェらっ…!!わざわざ海楼石の縄まで出してきやがって…!!」

「サッチ、もう既に逆効果な気がするよい。」

「末っ子二人が仲良くしてくれたら癒しになるだろうが!癒しは正義!なあイゾウ!」

「今回ばかりは異論はねえ。」

「エース、特別仲良くする必要はないと俺は思う。トモエも必要以上に干渉してくる奴じゃない。」

「ジョズ、エースがそんな曖昧な立ち位置を確立できるほど器用な男だと思うのか?」

「それは不器用っつってんのかビスタ…っ!!」

「分かってるじゃないか。」

「うん、エースは不器用だよなあ。」

「それに比べて巴が下手に器用だから悪いのか。」

「てめェらぁ…!!」

「怒るなよい、エース。一応お前を褒めてんだ。」

「どこがっ…!!」

「トモエは器用だから、お前と衝突しない方法を選んで今引きこもってんだろ。」

「なっ…!?」

「…気付いてなかったのか。」

「喧嘩したら仲直り、これはカタギでも海賊でも常識だぞ。」

「まあ後は当人同士の問題だから口出ししないけどなー。」

「ああ、トモエがこれ以上外に出てこなくなったら俺は何をするか分からねえけどな。」

「イゾウ、口出ししてるよい。」

「ナース達の話によると、夜中にこっそり部屋から出てきてるらしいぜ?」

「…それがどうした。」

「さあ?それをどうするかはエース次第だな。よーし会議終わりー!俺ちょっと昼寝してくるわ。」

「仕事しろ。」

「オイ!!縄解いていけ!!オイ!!!」


そんなことがありました。







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