大体の元ネタ


1.雲雀と怪奇現象
中学の頃、友人と二人で帰宅しようとしたところ、校舎の一番端の女子トイレに電気が付いているのを発見。消した瞬間に、ドン、と謎の大音量が。廊下をダッシュで逃げ出した思い出。

2.学生四人と不思議体験
・獄寺…風の強い夜、就寝時に飼い猫が布団の上を歩く感覚に目を覚ます。が、明らかに猫の動きで無いことに気付いたと同時に、耳元というか頭の中で聞こえるノイズのような子ども?の声が。以下内容は同じく。その後は特に何も無し。

・山本…園児時代、幼なじみと公園に遊びに行き、汚れた靴下を腕に抱えて帰った。ふざけてポロリと靴下を落とす度に、数歩先に規則正しく現れる蛙の死骸に怯える。

・城島…姉が中学生の頃、日直の先生が女子生徒の幽霊を見たと騒ぎになったことを、自身が中学生の時に聞いた。私達の代では既にそんな噂なかったなあと、学校の怪談の流行り廃りをしみじみ感じるも、少しだけ心当たりに気付き、何だか合点がいった。
小学生からスポーツ少年団に入っていた私は、中学生になる前から毎週二日は夜の中学校体育館に来ていた。玄関の上の二階廊下はガラス張りになっており、そこの左端に件の音楽室がある。今考えれば不思議なことに、時折その廊下の電気が点いていた。勿論教務室にもう人はいない。その電気というのが、古い校舎の為、時代を感じるまん丸の照明。ぼんやりと頼りなく暗闇を照らすオレンジ色の光。
そんな光景を、玄関をくぐる前に眺めていたある日、音楽室とは逆の右端の照明の下、光の届かない階段の暗がりに、人影を見た気がした。それ以来、子どもらしい恐怖心で廊下は見上げないように努め、気のせいで済ませていたが、姉の話を聞いてしっくり。そんな思い出深い母校は、私達が卒業した二年後、取り壊された。

・柿本…夜、友人と隣町を何をするでもなくドライブしていた時の話。適当な目的地を設定したカーナビが案内した「到着しました」の場所が妙な地形の住宅地だった。変だと思ったが気を取り直し、適当に走った田んぼ道、暗闇を照らしながら進んだ先にあったのは、ぽっかりと口を開けたバイパス下の短いトンネル、小さな丸い灯り一つ。何でもないそれに悪寒が走り、即バックで来た道を引き返し、焦りつつその場を離れた。

・トマゾ…夜、幼なじみと地元の道を歩いて帰った。そこで件の事件勃発。大声を上げて逃げる。その時に言っていた友人の言葉が、「…二人で見えたってことは、人?」
幼なじみは霊感持ち、私は皆無。上で書いた幼なじみは同一人物。この他にも、二人でいる時に色々と起こった。だから私は未だに、あれが生きている人間だったのか、全く自信がない。







人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -