かっこいいセリフって大切
藍「はぁ…」
ここは、虚夜宮
今日から何かが起こります
*****
藍「はぁ…」
ギ「どないしたんです?藍染隊長、ため息なんかついて…」
藍「ギンか…実は相談があるんだが…」
ギ「何やえらい深刻そうですね…僕で良かったら話してみて下さい♪」
藍「私が眼鏡をグシャリとした、めっちゃかっこいいシーンあっただろ?実は、その後言ったセリフが違うんだ…」
ギ「………」
藍「あの時本当は、違うセリフを言いたかったんだ」
ギン「どっからつっこめばいいですか??」
藍「いや、だから…私はあの時、『私が天に立つ』じゃなくて『この世界を手に入れるのは私………だ』って言おうと思ってたんだ」
ギ「その『私………だ』の私とだの間の『………』がイラッとしはりますなぁ」
藍「二日間悩みに悩んだ末にそれにしたんだ。それなのに浮竹が『地に堕ちたか藍染』なんて言うから…。地と言われたら天と言うしかないだろう??」
ギ「そないなことありませんよ?例えば『もし地に堕ちたとしても、私には目に見えない純白の天使の羽が生えてるから、心配ご無用さ!!』…とか」
藍「…そうか…。すごいな…ギンは…」
ギ「何でホンマに尊敬してる!って顔してはりますの!?このセリフは少女マンガ読みすぎの人のセリフですよ!?」
藍「しかし、そんな長い文章とっさに言えるだろうか…」
ギ「藍染隊長…僕の話聞いてはりますぅ??……でも確かにアドリブで長いセリフはキツいかもしれませんねぇ…。かんだりしたら、誰もフォローできませんもん」
藍「そこは大丈夫だ。きっと浮竹が『藍染!!お前は少女マンガの読みすぎだ!!』とフォローをいれてくれるはずだ」
ギ「それはフォローとは言いませんよ!?しかも『地に堕ちたか藍染』って言った張本人の人はそないなこと言いません」
藍「そんな事は無い、ギン。私は浮竹を信じてる」
ギ「あなたはどっちの味方ですか??」
藍「正義の味方?」
ギ「………」
藍「はぁ…二日間も悩んだのになー」
ギ「………」
藍「言いたかったなー…『この世界を手に入れるのは私………だ』」
ギ「………」
藍「あのシーン、もう一回やりたいなー…」
市丸ギンはその時思った
ギ(何この人めっちゃ殴りてぇええ!!!!)
藍「はぁ…」
ギ「っていうか、藍染隊長…悩んだ末って事は他にもセリフの候補あったりしはったんですか??」
藍「もちろんだ。確かあと3つあったな…」
ギ「へぇ…教えて下さい♪気になるわぁ!」
藍「一つ目は、『私はバイキ○マンをこえる!!!!』」
ギ「………」
藍「どうだ??素敵だろう?」
ギ「しいて感想を言うなら…彼くらいの子悪党をこえられないようだったら、あなたの下には誰もつきませんよ??」
藍「二つ目は、『メロンパ○ナちゃんは私のものだ!!』」
ギ「まだ幼児番組ネタ引っ張るんですか??…てか、引くわー…敵味方関係なく光のはやさでドン引きだわー」
藍「そして最後は、『プリンに醤油をかけるとウニの味になるって本当かな?』」
ギ「庶民の知恵ですね」
藍「うーん…やはり『この世界を手に入れるのは私………だ』が一番しっくりくるなぁ…」
ギ「それしかまともなのないやろ…」
藍「よし!!やり直そう!!」
ギ「へ??」
藍「あのシーンをもう一度やり直すんだ!!ギンは要を呼んできてくれ!私は総隊長に『朽木白哉をギンの刀でさすところから、もう一度やろう』と連絡する」
ギ「えぇ!?!?もう一度さすんですか!?」
藍「あぁ!スカッとするだろ?」
ギ「しません!!!!」
藍「〜♪」
ギ「………」
こうして藍染隊長とその部下達のアランカルな日々は始まったのであった
ギ「誰かこの人止めてぇええ!!!!」
続く
…………………
皆さんお疲れ様でした!
前のサイトではページをよく区切ってたんですが…
今回は1ページで(´ω`)
とにもかくにも閲覧感謝です!!
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