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黒子と



「着物っていいよね」
「どうしたんですか、突然」
「いやさあ、征十郎ってよく和装してるんだけど、その時の色気がすごいんだよ」
「平たく言うと?」
「…かっこよくてしぬ…」
「そうですか。惚気はもうたくさんなんですが」
「これって惚気かな」
「はい」
「そうか……気を付けよう」
「はい。ついでに赤司君がいるかどうかも確認した方がいいかと」
「え?」
「そこの影にいますよ。ここからは死角ですけど」
「………」
「………」
「…うわああああ!!!!」
「あ、逃げた」
「……テツヤもなかなかいい性格してるね。最初から気付いてただろう?」
「まあ、なんだかんだでなまえ君の照れてる顔可愛いので」
「それを僕に言うあたり本当いい性格してるよ」
「ありがとうございます」
「褒めてない」



(どうしようどうしよう絶対からかわれる遊ばれる…!うわああああああああ)







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