小話 | ナノ
黄瀬と
俺がとても眠くて困っているときに、なまえっちはひょっこり姿を現す。仕事もバスケも俺がやりたくてやっていることだから頑張ってこなすけど、それでもやっぱり疲れてしまうときはあるわけで。身体は確かに疲れてるのに、気が張って眠れない。そんな時に現れてしまうなまえっちだから、なんだかなし崩しに甘えてしまうのだ。
「涼太」
ああ、その優しい声で名前を呼ばれるだけで瞼が重くなってしまうから不思議だ。陽だまりのような暖かさに微睡むこの時間が、俺には一番、
(きっと、しあわせなのかもしれない)
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