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黄瀬と黒子と



「なまえっちー」
「ん」
「ちょっといいスか〜」
「うん?」
「さっきの問題なんスけど…」
「ああ、涼太当てられてたね」
「どーしても分かんないんス!教えてもらえないスか!」
「いいけど、ちょっと重いから離れ…」
「何羨ましいことしてるんですか離れてください」
「ぐはァッ!?」
「テツヤ…有り難いけど、涼太大丈夫?」
「平気ですよ、これくらい。僕も一緒に勉強していいですか?」
「もちろん。ほら涼太、座って」
「ぐっふ…黒子っち、今マジだったっスよね」
「まさか。僕の本気をナメないでください」
「はいはい、じゃあ82ページの問3からねー」




「黒子、黄瀬、部活に来ないで何を……」
「しー」
「…なまえ」
「見て見て、可愛いでしょ?」
「随分ぐっすりだな。…いい度胸だ」
「あんまり熟睡してるから起こすに起こせなくて…あ、涼太よだれ」
「なまえ、触るなよ。バカが移る」
「えー」







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