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赤司の犬



「あーあああー意味分かんない、なんで赤司とクラス別れてるの、やだやだやだ抗議してくる」
「止めろ、みっともない」
「だって同じクラスにならなきゃ洛山にまで来た意味無いじゃん!」
「…そもそもどうして洛山に来たんだ」
「え?俺赤司と同じとこって言ったよ」
「(…あれか)まさか本当についてくるとは思わなかったけどね」
「俺は冗談言わない。さて、校長はどこかな」
「おい」
「二度と人前に出れない面にしてあげないと」
「なまえ…僕の言うことは?」
「いっいたたたただだぜぜっ、ぜったーい!!」
「それでよし。クラスに関しては僕から話をしておこう」
「肩外れるかと思った……って、え?」
「なんだ」
「いや、なんでも…へへ、赤司だいすき!(へにゃ)」
「!」
「はあー、やっぱ京都来てよかったー、赤司まじ天使大好き超愛してる!」




「…そういえば、なまえっちって京都行ったんスよね」
「なまえっち?」
「帝光バスケ部でマネージャーをしていた方ですよ。赤司君を追い掛けて洛山に行ったんです」
「あのドタバタ寸劇が見れないのは寂しいっスー」
「そうですね」
「ふーん?(ドタバタ?)」
「なまえ君が赤司君に首輪つけられて喜んでるのは見ていて面白かったんですけど」
「首輪!?」
「真顔で踏んでくれって頼んでたなまえっちもなまえっちっスけど、それ見て照れてた赤司っちも赤司っちだったっスね」
「踏む…!?」
「「懐かしいですね」っス」
「(ど…どんな奴なんだなまえって…!)」







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