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(弟主)



「ぎゃぶっ」
「ちょ、おま…マジでか…」
「えっ、だ、大丈夫っスか!?」
「ひぃ…鼻痛い…!やばいこれほんと痛いうぐうう」
「どうしたら壁に突っ込むんだよ…大丈夫かァ?」
「うわあ…赤くなってるっスよー。早く保健室いって冷やさないと!!」
「は、鼻血でそう…だけどほっとけば治る」
「バカ言ってんな、さっさと行け」
「やだ」
「お前……」
「何やってるんだい」
「あ、赤司っち」
「…征十郎?」
「こいつが壁と衝突したんだよ」
「保健室行こうって言ってるんスけど…」
「別に平気だし。もう痛くなくなってきたし」
「……」
「赤司ー?」
「…ふむ、見たところ骨に異常はなさそうだし大丈夫だろう。愚弟が迷惑かけたね」
「愚弟!ひどい!」
「はぁ…まったく、そろそろ前を向いて歩くことを覚えてくれないかな」
「そういやコイツ、前は標識にぶつかってたな」
「あ、俺と帰ったとき電柱に突っ込んでたっスよね」
「ぐぬうう…!」

「「「(まあそんなとこも可愛いんだけど)」」」




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