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博士の愛した数式 小川洋子

『君の靴のサイズはいくつかね』『23です』『ほお、実に興味深い数字だ』家政婦として博士の元に訪れたわたし。博士の記憶は80分しか持たない。彼の目には毎日新しい家政婦として“わたし”が映る―…博士とわたしと息子のルート。温かくて、切ないそして、美しい。三人の愛の、物語です。これ程までに“日常”を、切なくて愛らしく、優しく美しく描く作家さんに初めて出会えたと思っています。第一回本屋大賞受賞作品です。(オリオン)
13/01/29 00:16
SH004ed

空飛ぶ広報室 有川浩

新人パイロットの視点を主に物語は進む。
小さい頃から追いかけてきた夢をある不慮の事故で絶たれてしまう。
そこで彼が移動を命じられたのは「広報室」。
案外知られていない広報室の仕事をする羽目に。
しかしそこでの仕事は予想を上回ることをしていた......。

有川浩さんの小説は昔から大好きで、
これは2012年新刊です\(^O^)/
ギャグとか微甘を求めている方には
もってこいの小説ですね。
ぜひご覧ください。

12/11/29 15:54
pced

まぶた 小川洋子

腕を上げたままの水泳選手、ペンフレンドの墓を訪ねた帰途に機上で事故に会う老婆、とある詩人の資料館のはなし……

少し不気味で不思議な短編集。どの話も強く印象づいて捕らわれます。
柔らかで滑らかな文章が、とても素敵。
12/11/27 18:24
F05Ced

図書館戦争 有川 浩

2019年(正化31年)公序良俗を乱す表現を取り締まる「メディア良化法」が成立して30年。
行き過ぎた検閲から本を守るための組織、図書隊と良化委員との闘いが今始まる!!

上司と部下のやり取りがつい吹き出してしまう程面白く、軽快な文章でスラスラと読めてしまいます。
内容も程よく濃く、有川節が効いているのでちょっとした退屈な日常の合間にどうぞ。
12/11/23 15:18
pced

人間の証明 森村誠一

西条八十の詩がモチーフになった、切なく残酷で、それで居て純真で美しい作品。
悲劇が悲劇を呼ぶ残酷な展開で有りながら、最後は涙せずには居られない心に染みる展開が待って居る。

刑事物・探偵物として読むのではなく、ヒューマンドラマとして読んで頂きたい作品です。ミステリー独特の、グロテスクな描写や狂った殺人鬼なんかは登場しないので、そう言った系統が苦手な方にもおすすめ。
12/11/17 17:42
P02Bed

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