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「「「いただきまーーす!」」」

元気に挨拶をしてくれてみんなでオムライスを頬張る。

「やっぱり名字先輩の作る料理はうまいっすね!」

「ありがとう〜」

「真田とジャッカル残念だったなー」

「また来ればいいぜよ」

「仁王は私の家をなんだと思ってるの」

おかわり!と元気よく空になったお皿を差し出してきた丸井と赤也の卵を焼くためにキッチンに戻る。
久々にこんなに料理作ったなぁ…。

「「「ごちそーさまでした!」」」

「お粗末様でした」

みんなそれぞれ食べたものをちゃんと流し台へと運んでくれる。仁王や幸村に至っては洗い物までしてくれた。
ほんといい子に育ってる…。
ご両親の教育が素晴らしいんだな。

「これ」

「ん?」

ご飯を食べて満足したのかまたゲームをし始めた赤也と丸井、あと仁王も加わって対戦ゲームをしている。
それをソファに座って見ていると、隣にストンと座った幸村から可愛い袋を渡された。
中を覗くと可愛くラッピングされたピアスが入っていた。

「かなり遅くなっちゃったけど、ホワイトデー。名字さんピアス開けてるからピアスにしたんだ」

「バレンタインデーのお菓子とこのホワイトデーのプレゼント全く均衡保ってないんですけど」

「ホワイトデーは3倍返しっていうでしょ?」

いやこれ3倍以上ですけど!なんて思いながら袋を開ける。
ほしいと思っていた黄色のピアスですごく嬉しかった。

「かわいい……」

「これなら小さいし、服装検査の日じゃなかったら付けてもらえるかなって」

「ありがとう…!つけてく!」

これは元の世界に戻ったとしても持って帰れるのだろうか。

「立海カラー欲しいと思ってたの。本当にありがとう幸村くん」