トモダチ
分かっていた。
君があの子を好きなことくらい…。
知っていた。
どのくらいあの子のことを好きかくらい…。
だって、僕はずっと君のことを見てきたから。
不意に大声で叫びたくなる。
『君のことが好きだ!』って
もちろんそんな事はしない。だって君に嫌われたくないから。
君にとって僕は気の合う友達で、
クラスメイトで、
それで、、、
それで、、、
…それ以外は何もないけれど
それだけで僕はいいんだ
何もないよりは、ましだから。
-END-
[戻る]
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -