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「……ッ、ふ……ぁ…」

うぅ……、どうしよう。
みんな静かに授業受けてるのに、喘ぎ声がとまらない。
こんな恥ずかしい思いをしたのなんて初めてだ。

お尻から聞こえてくるバイブ音がみんなに聞こえてるんじゃないか気になって、授業どころではない。

「拓真……? 顔赤いけど大丈夫か?」
「ぁ……う、ん。平気……」

隣の席の達也が心配そうに尋ねてきた。
だけど口を開くと声が勝手にでてきそうで。
それ以上は何も喋らなかった。

「ほんとに大丈夫か? 息も荒いし、熱でもあるんじゃ……」

そう言いながらおでこに手を当ててきた。
と同時に。

「ひ、ぁんッ……ゃ、ゴメ……」

何かもう全身性感体になっちゃったらしい。
おでこに触れられただけなのにエロい声があがってしまった。
絶対達也に変に思われてる。
穴があったら入りたいとはまさしくこのことだ。

恐る恐る達也のことを見てみたら、真っ赤になって口をパクパクしてた。

「あ、え、えっと俺のほうこそ何かごめん……。具合悪いんだったら保健室連れてくし!」

いつも堂々としてる達也がこんな挙動不審になるのは初めて見た。
達也、変なところ見せてごめん。
心の中で謝りつつ授業が早く終わるのを祈るばかりだった。

と何で俺がこんな状況になってるのか。
それは昨日の出来事だった。

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