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「ぇ、イヤ、何で……止めんのッ?」
「今日は認めるまで身体でわからせてやるって言ったろ?だからおあずけ、な?」

早くイキたいのにイケない。
もう溜まりすぎている欲望をはきだしたいのにムリヤリ止められている。
それでも後ろのローターは震え続け、快感はどんどんおしよせてきて。
とっくに限界はきているがこのままだと俺の身体がおかしくなりそうだ……。

「だから、アレは違…って、言ってる…ひッ、じゃん……」

呂律もだんだんまわらなくなり、自分の身体はおかしいんじゃないかと思う。
そう思ってたら何が何だかわからなくなり、いつの間にか泣いていた。

「だけど俺はハッキリと見たんだよ。それとも俺の幻覚だったって言いたいわけ?」

そう言い、根元を握る力を少し強める。

「痛ッ!も、苦し、早く…イかせて……」
「イかせるにはまだ早いな。もうちょっとそのままでいて」

先走りがタラタラとお腹のうえを流れ、ベッドのシーツには水たまりのようになっている。
するといきなり秘部にあるローターの振動がより一層激しくなった。

「ヒャアァァ……!ぁン、あッ……」

翼がリモコンのスイッチを強にしたらしい。
振動が大きくなったからかつるりと少し奥のほうに滑り、前立腺にあたった。

「ャアンッ、ぁ、あ…おかし、なるぅッ……」

背中が弓のようにしなり甘い声があがる。
ハァハァと息使いもままならなくなった俺を、翼は満足そうに見ていた。

「ゴメ…なさいッ、ぁぁん…も、許し、てッ……」

本当は俺が謝ることじゃないと思う。
ただ、たまたまその光景を翼に見られて運が悪かったってだけで……。
それでおたがいのなかの気持ちがすれ違ってて……。
だけど今はとにかく、この強すぎる快感から逃れたい。
その一心で俺はただただ謝りつづけていた。

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