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「ゴメンゴメン、やりすぎちゃったよ」

俺は30分くらい気絶してたらしい。
そりゃそうだよ。
慣れてないのにいきなりローターつかったりしたら、おかしくなるに決まってる。

「もういいです。俺は帰ります」

さっさとこの家からでたほうがいい。
じゃなきゃまた何かされるかもしれない。
そう考えるだけで、震えるような疼くような気がした。

「待てよ。告白の返事きいてないんだけど」
「聞くもなにも、男に興味はありません」

何でこうなったんだろう。そうだ、定期入れを落とさなければ良かったんだ。
俺は肩をガックリと落とした。

「あんなに感じちゃってたのに?」

佐々木さんは勝ち誇ったような顔をして言った。
その途端、顔がみるみるうちに赤くなっていく。
怒りや恥ずかしさで震えていると。

「まあいいや。家が近所みたいだし、またいずれ会うと思うから」

そうだ。
結構家近いんだった。
極力会わないように、と思ってもそうは行かないよなぁ。

「俺は一生会いたくないです!もう帰ります!おじゃましました」

玄関に手をかけ外にでようとしたら後ろから声がした。


「俺、好きな子には猛アタックするタイプだから。覚悟しとけよ」


俺は顔を真っ赤にして外へ飛び出した。



end


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