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「ひゃぁぁん!ぁひッ、それ、ァァン、駄目ぇ」

今まで手で扱かれたモノを口にいれられ背中に電流がはしった。
男同士だから気持ちいいところはわかってるのか、イイところばかり舐めてくる。
後から後から先走りが溢れ、ピチャピチャと部屋にこだまして厭らしい。

「やぁン、あァッ、も、でるッ、ぁン、離せッ」

限界を訴えても尚哉は口を離さない。

「ひゃうン、やッ、イっちゃ……アッ、あン、あ、ア!」

どぴゅどぴゅと白い液体を放った。
尚哉の口の中に。

俺は虚ろな目でイった余韻にひたっているとコクリと小さな音がした。
何の音だろう……?

まさか!

パッと尚哉に視線をうつすと口のまわりに白いものが少しついている。
だけど口のなかには俺の放ったものがない!

「……お前、もしかして飲んだの?」
「うん、当たり前だろ」
「汚いって……!いますぐ吐きだせ」

俺は尚哉の背中をバシバシと叩き、吐かせようとした。
同時に恥ずかしくて顔が熱くなる。

「ゴホッゴホッ、やめろよ」

笑いながら言われる。
なんだかこうしているとさっきまでのが嘘のようだなぁ。
今はいつもの弟の顔だ。
さっきのは何だか……、男の顔って感じだった。
俺の見たことない顔。

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