3 なんだろう……? 身体が熱くなっていく。 何もしてないのに息が荒くなり、俺の中心が若干勃ちあがってるような…。 「この媚薬、即効性あるんだよね」 「え……?」 媚薬? どこかできいたことある。友達から聞いたのか忘れたけど、媚薬って性欲を高める薬だよな。 そんなものを飲んじゃったなんて……。 「んぅ……!?」 ボーっと考えてたら尚哉がいきなりキスしてきた。 それもさっきみたいな口開けただけのキスじゃなくて、舌をいれたディープキスだ。 押し返そうとしても薬のせいか、全然力がはいらない。 「ふッ……、ン」 もう抵抗するのも無駄なんだろうか。 身体は既に蕩けきって快楽を求めようとしている。 無理やり舌を絡め取られ、吸われ……。 経験の少ない俺には刺激が強すぎる。 上あごや歯などいろんなところを実の弟に舐められて、気持ち悪いはずなのにそうは思わなかった。 「ぁぁん!ちょ、やめ……」 キスだけでパンパンに膨らんだ俺のモノをいきなり触られて思わず甘い声をあげてしまう。 「兄貴だって辛いだろ?な?」 そう聞かれ、つい素直に頷いてしまった。 尚哉はその反応をみてほくそ笑んだ。 「ァッアッアッ、はァン、ンッ」 親指と人差し指と中指を輪っかにし、上下に扱かれた。 媚薬のせいだってわかってても自分の口からこんな喘ぎ声がでるなんて信じたくない。 「あぅン、も、やめ……あン、ア」 零れ出る嬌声をもうききたくなくて、何度もやめてと言ったがやめてくれない。というか喘ぎ声にけされて尚哉の耳に届いてないのかもしれない。 |