8 「はむ、ッん……」 大河が弱い裏筋を指でなぞり、亀頭を舐めまくってやった。 そしたら、さっきまで余裕そうだった顔が快感に満ちた顔になっている。 これで俺も満足。と同時に安心もした。 「弘人ッ……もう大丈夫だから、離して……ッ」 「ん、ンッ……は、ッん」 離してやるもんか! 俺だって散々やられてたんだからイくまで絶対離さない。 そう思って最後のラストスパートをかけてたら、口の中に生温かい液体が広がった。 「……んぅッ!?」 「ハァッ、ハァ……弘人平気……ッ?」 低く掠れた声で聞かれた。どうやら射精したみたいだ。 どうしよう、コレ……。 いつもは出る寸前に口を離してたから考えたこともなかった。 吐きだすのは何となく悪い気がする……。 でも飲み込むってのも……ちょっとなぁ。 いや、俺は男だ! こういうときは男らしく飲み込め! 数秒の間にあれこれ考え、ついに決心しゴクリと飲み込んだ。 「ぇえ!?弘人、今すぐ吐きだせ!」 大河はビックリしてるようだ。 口の中は変な臭いに包まれてるけど、俺は達成感でいっぱいだった。 「別に大丈夫だって。これくらい何ともないさ」 ホントは何ともなくはないけど、プライドの高い俺は強がることしかできない。それにこんなこと絶対言えやしないけど、こいつのことが……大好きなわけだし。 「嬉しい!弘人大好き、愛してる!」 バッと飛びつかれ痛いくらい抱きしめられた。 今夜は眠れないのかな……。 嫌なような、それでいてどこか嬉しいような……そんな気持ちを抱えながら俺も抱きしめ返した。 end ×
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