3 ねっとりと独特の匂いをした精液が口の中に飛び込んで来た。 可愛い顔をした吉野だが、やっぱり同じ男なんだなぁと改めて感じる。 「ゴチソーサマ」 「飲…!?もうやだっ変態!痴漢!」 「あはは、ごもっとも」 スカートから出て顔を窺うと、目に涙を溜め、耳まで赤く染めながら、じとっとこちらを睨んでいた。 (あぁ…、この顔堪んない) 恥ずかしくて泣きそうなのと、怒ってるのと、イッた後で恍惚としてるのと全部混ざったエロイ顔。 「そんな可愛い顔するなよー」 「だっ誰が!…う、わあぁっ!?」 腰をベンチの前方にぐっと引き寄せ、股を大きくM字に開かせた。 白いフリルがついた下着を横にずらしてやると、アナルがひくついているのが見える。 「ちょっ、見られたら…って、それ何?」 吉野は、俺がポケットから取り出した小さなパックを訝しげに見つめる。 「ん、これ?小袋入りの携帯ローション」 「な、何でそんな物持ってんだよっ」 「何でって、いつでもどこでも出来るように…あ、ゴムも常備してるよ」 「そんなの常備すんなっ!」 「あぁ、ごめん。吉野ナマの方が好…」 「違ーうっ!!」 吉野ってホント、からかいがいがある。 可愛くてしょうがない。 「冷たいけど我慢してね」 「や、やだっ…や、あぁっ!」 ローションを入口に塗り付けていくと、アナルがキュッと収縮する。 怖がってるみたいで可愛い。萌える!! 「吉野、俺の指好きでしょ?ほら、美味しそうに銜えてる」 「違っやぁんッ」 ローションのお陰もあってナカはすでにトロトロ。 吉野は元々感じやすい身体なんだろうな。 「半沢ぁっ指…っあぁんッ」 「吉野、声…抑えなくていいの?」 「!!」 ここが外だと言うことを完全に失念していたようで、慌てて周囲を窺い、両手で口を塞いだ。 「ふっ、くぅ…んんっ」 奔放に喘ぐ吉野も可愛いけど、声を必死に我慢する姿もかなりクる。 何か無理矢理にでも喘がせたくなる。 「吉野、俺の挿れるよ」 「ん!?んんっんん――!」 (「え!?だめっだめ――!」ってとこか) 「吉野が欲しいんだよ。俺、吉野以外何も望まないから…ね、お願い?」 「……」 プイッと横を向くと、ゆっくり小さく、本当に小さく頷いた。 |