3 「はあッ、ん……ぁ、ぁ」 胸の中心に触れた瞬間、奏は背中をえびのように反らせる。 その反応が恭介にとってはたまらない。 だからいつもこれでもか、というほど攻めているのだ。 おかげで元から敏感な身体をさらに感じやすい身体へと変えられて……。 このせいで友達におふざけ半分でコチョコチョをやられるときに、くすぐったいというより感じてしまってピクッと反応することがある。 そのたびに一人焦って、恭介だけ隠すようにクスクス笑ってるのがこれ以上ないほど頭にくる。 「アッ、ちょっ、いい加減にしろって……」 「奏は気にしなくていいから」 気にしなくていい、って……。 思いっきり殴りたいし、『ふざけんな!』って怒鳴りたいけど全身がピリピリと痺れて何にもできない。 「もう勃ってる」 「ァアッ、う、るさいっ!」 恭介がさわさわとその部分を撫で上げてくる。 服越しなのに直接触られてるような感覚がして、より一層汁を溢れさせた。 もうズボンまで濡れてるんじゃないかと思わず見てしまうほど。 「んんッ、ぁ、ぁんッ、も、やめて……」 「やだ。やめてあげない。だって奏だって腰揺れてるでしょ?」 そう言われて見てみると、確かに腰がクネクネと妖艶に揺らめいていた。 完全に無意識にやってたみたいだ。 奏は自分もすっかり喜んでるじゃないかと思うと、異様に恥ずかしくなって顔を真っ赤に染めた。 「ねえ、奏。イキたい?」 「……あ、ンンッ」 「ねえねえ」 「…………うん」 返事をしなかったらやわやわと触っていた手を止められたので、生理現象だから仕方ないと言い聞かせ素直に返事した。 返事しなかった、というより返事出来なかったというのが正しいんだけれど。 「……イカせて、ください……」 この状況がとても苦しかったので自らお願いした。 すると恭介は奏の言葉に心打たれたのか、一気に野獣の目になった。 「ぁあッ! や、ちょっ、激し……」 ズボンと下着だけ降ろし、エプロンだけを身に纏った何とも破廉恥な格好。 そして他の人よりちょっと小ぶりだと思われるそれを一気に扱きあげた。 グチュグチュという卑猥な音に、奏は思わず耳を塞ぎたくなる。 が、そんな余裕などどこにもなくただただ快感に身を委ねるだけ。 「あっ、はあン、ぁ、きょ、すけぇ……ヤバ、イっちゃうッ」 そんな喘ぎ声とともに大量の白濁を床に……いや、白いフリルのエプロンに放った。 |