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「よしっ!じゃ、ラストでもう1回泳ごうぜ。」
2個のカキ氷を間食した健悟が、すくっと立ち上がる。
名残惜しい気持ちで海に向かう。
「めんどくさい」とか呟いたけど、龍も海に連行した。
軽く泳いだり、水を掛け合って遊ぶ。
明るい太陽の光に、飛沫がきらきらと光った。
だけど、その中に在った僕らも。
そのきらめきに負けないくらいに。
もしかしたら、それ以上に。
照りつける日差しの中で、
広大な海で、
暑い夏に。
健悟も龍も僕も、思いっきり楽しんで笑った。
僕らはきっと輝いていた。
そう強く思った思いは、今も変わらない。
確かに僕等は輝いていた。
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