キリリク | ナノ
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2枚目をくわえた俺に、隣の奴が話しかけてきた。
思わずそっちを見ると、にやりとした悪そうな笑みが近づいてきた。

ただ見ていると、相手は俺がくわえていたクッキーをかじって離れてゆく。

「くれ、って素直に言えよ」

思わず呆れてそういうと、クツクツと笑った。

「いや、おまえに近づいてみたくてさ」


さらりと、なんだか告白みたいなセリフを言われる。
なんだかなぁ、と拍子抜けしつつ、俺は肩をすくめた。




可愛い生徒に、仲の良い友人に、周りに広がる萌えの数々。
来週には編入生まで来るらしいし、俺の教師生活は絶好調だ。




明日も、その次も、ずーっと。

俺様ホスト教師の俺は、心の中で悶え続けるんだろうな。



よし、じゃあ今日は帰りに林付近にリサーチに行こうかな。
萌を求めての計画を立てる俺。



耳に入ったのは、なんとも刺激的なお言葉。



「なぁ、やらないか」



刺激たっぷりの、演技派教師生活は続く。

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