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大好きだとか、愛してるなんて言葉は、俺のためにあるんじゃないだろうか。
「けーい!!」
俺よりも小さい背中に、思いっきり抱きつく。
うわぁ、と情けない声をあげた後で、圭(ケイ)は俺を睨む。
「もぅ!危ないだろうが、幸(コウ)!」
あぁ、ほんとに、可愛い。
黒髪黒目で、皆に平凡って言われてるけど。
俺にとっては、可愛すぎてどうしようもないくらいだ。
木下 圭一(キノシタ ケイイチ)
木下 幸二(キノシタ コウジ)
俺たちは、れっきとした兄弟。
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