∞主義 | ナノ

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「はー。やっぱ更夜はすげぇのな!」
「んあ?何が。」

ほぅっと息をついた康一に、首をかしげる。

「生徒会とめっちゃ仲いいじゃん。」


確かに、けっこう仲良しかも。

自己紹介の日から、多々良ズとか笹井先輩が話しかけてくるようになった。

透とはダチだし、俺だけのためにお茶会とかを開いてくれる。

だけど・・・


「健も仲いいじゃん?」

俺と同じように、健も生徒会とかなり関わってるよな?

「バカ。意味が違うんだよ。」

健に横から、ぽかりと殴られた。

康一はそれを見て、爽やかに笑っている。

・・・爽やか野球青年だからって、笑って見逃してんじゃねぇよ。


「普通、生徒会とか関われないからなー。」

「あ?何で?」



それから康一が語ってくれた事実は、なんというか、うん。

衝撃でした・・・!!



生徒会は、生徒から選ばれる。

それは、ただの選挙じゃなくて人気投票みたいなもん。


正しく言っちゃえば、
『抱きたい・抱かれたいランキング』


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