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自分の席を見て、思わず声が出た。
「健が隣かよ!?」
確かに、お隣さんはずっと不在だった。
健だったのか!!
「あぁ?…不満なのかよ。」
いや、別にそんな怒んなくて良くねぇ?
短気すぎ。
「鉄分とかカルシウム、ちゃんと摂取してるんだろうな?」
「…は?」
友達5号が隣は嬉しいけど、隣がイライラしてると嫌だしさぁ…
「毎朝牛乳飲んで来いよ?」
ビシッと指指して、ストンと席に座る。
「…おまえ、意味分かんねぇ。」
健は額を押さえて、唸るように言った。
号令と共に授業が始まる。
前の康一はちゃんとノートをとってる。
隣の健はうつ伏せで寝てる。
…短気の原因は寝不足かもしれない。
とにかく、そんな感じで始まった俺の学園生活。
楽しめれば、俺はそれで満足。
外は綺麗に晴れていた。
本日ハ晴天ナリ。
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