∞主義 | ナノ

驚きの新事実

静かで、緊張してるような固い雰囲気だ。

なんとも居心地が悪くて、自然と足が止まった。

横を見ると、健もすごく嫌そうな不機嫌顔だった。


「っ!!更夜!!」

一番先に行動したのは、心配そうな顔の康一だった。

「大丈夫か?怪我とかは?」

「大丈夫って。んな心配すんな。」

にっと笑いかける。

康一はほぅと息を吐いて、いつもの明るい笑顔になった。


「橘とも仲直りしたんだな!」

「ん?」

仲直り…。

あぁ、思えば俺と健は喧嘩したんだったな。

編入1日目にして喧嘩しちまったのか。

大丈夫か、俺?
印象悪くねぇか、俺?


「まあ…今は健とめっちゃ仲いいから心配すんなっ!!」

喧嘩するほど仲がいいんだよ。

同意を求めたら、健は目線も合わせてくれなかった。

地味にショックだ。


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