∞主義 | ナノ

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キリが悪いから、俺と健は5時限目が終わるまで廊下で話したりしてた。

健ってのは、もちろん橘のこと。



健は喧嘩が強い。
俺も体感済みだ。

しかも目つきが極悪だ。
美形で体つきもいいけどな。


そしたら、なんと家が組らしい。

そのまんまで橘組。

俺は組の名前とか興味ないし覚えてないけど、けっこう力も強いらしい。



組長の息子と友達とか、初めてなんだけど。

雅明さんも、懐が広いというか、無頓着というか。



『おまえも強かった。驚いた。』

健はそう言ってくれた。

飾らない言葉だったから、素直に嬉しかった。


まぁ、俺はチームとか族には属してないんだけどな。


・・・・属しては、いない。


参加は、したりするけど。


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