∞主義 | ナノ

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康一と壱流の説明によると、この食堂は食券式だ。

入り口の横にズラリと並んでる販売機に、たくさんのメニューが載ってる。

販売機に、学生証でもあるカードを差し込んで、気に入ったヤツを選択。

出てきた食券を、厨房との境目のカウンターで誰かに渡す。

そして、受け取る。


ってか、いい加減に俺もう慣れてきた。

この食堂、カナリ広い。2階建てで、もちろん豪華だ。
メニューも数え切れないぐらい豊富にある。
選ぶのが大変すぎるくらいだ。

金持ち学校に慣れるなんて、あんま嬉しくねぇけど。

いちいち驚いてたら、やってらんねぇよ。



今日の俺は唐揚げ定食をチョイス。

俺、肉の中では鶏肉が一番好き。

カウンターでは、けっこうカッコイイおじさんが手渡してくれた。

食券制だけど、待ち時間はほぼ無い。

どういう仕組みだよ。


とにかく、温かい湯気が出てる定食を持って、俺は康一たちが待ってる机に行った。


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