∞主義 | ナノ

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康一と俺が普通に話し始めると、他の奴等も俺の席にやってきた。
名前だとか、いろいろ教えてくれたけど、正直よく覚えられてねぇんだわ。

ま、生活する中で覚えるってことで。


確かに、C組は明るくて、すぐになじめた。

とりあえず、クラスは攻略だな。



授業開始前で、みんなはそれぞれの席に戻った。

その背中を見ながら、俺はなかなかに上機嫌だった。

だって、このクラス楽しそうだし。
普通に馬鹿やって楽しめそう。


喧嘩とかの刺激が無いのは、非常に残念だけど。

可愛い女の子なんてゼロなのも、カナリ悲しいけど。

なんとなく学校生活は上手くやっていけそうな気がした。



神様に会ったら、本気じゃなくて軽く殴るぐらいにしといてやろう。


そう思えるくらいには、まだまだ始まったばかりの俺の学園生活は楽しかった。



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