過保護な叔父様
「可愛いなー。」
現在の俺の位置、嫌すぎる。
「離してよ。」
雅明さんの腕の中。
入った瞬間、抱きしめられて。
歓迎してくれたのは嬉しいし、再会を喜んでるのは俺もだけど・・・。
さすがに、ずっと抱きしめられてると嫌になってくる。
「もっと更夜の体温、感じてたいんだよー。」
あ、なんか変態発言まで始めたし。
「放せ。」
つい、言葉に力が入る。
横にあった腕で、胸を思い切り押す。
「仕方ないな・・・。」
なんでそんな残念がるんだよ。
はぁ、と思わず溜息が漏れた。
「変わんねぇな、雅明さん。」
若々しいし、かっこいいし、大人のフェロモン満載って感じ。
で、超過保護で、スキンシップ大好きで、変態。
「更夜はますます美人になったね。そろそろ、僕のお嫁さんになろうか。」
ほら、なんかほざいてる。
「はいはい。で、説明とかしてくれねぇの?」
もう慣れてるし、成長した俺は軽く流す。
ようやく案内してくれた、ソファは、すんげぇフカフカで、沈み込みました。
ここまでフカフカだと、逆に座りづらいな。
- 25 -
[*前] | [次#]
back