∞主義 | ナノ

結果、おーらい

正面に在った建物が管理棟で、理事長室やら生徒会室やらがあるヤツなのは知ってた。

理事長室は最上階なのも、聞いて分かってた。


でも、

迷いました。


人生ってこんなもん?



「えっと・・・」

階段で上ろうとしたのが間違いだよな。

でもエレベーターはなかなか降りてこなかったし。
待ち続けるのってめんどくさいし、階段でいいやって思ったんだよね。


とりあえず、ここは最上階、なハズ。
だって階段、終わってたし。


「すいませーん。」

呼びかけると、沈黙が返って来た。

しっかし、何で周りに誰もいないんだよ!

扉はあるけど、気軽に触らないほうがイイ雰囲気だしさ。

豪華すぎて、触れねぇんだよ。
指紋つけたら、まじ怒られそ。

豪華なのは扉だけじゃねぇけどな。

床は、フッサフサの赤絨毯。
天井の照明も蛍光灯じゃねぇ。
キッラキラで、シャンデリラっぽい。

しかも廊下には、絵画とか壺とか飾ってある。

どこの貴族の城だ、ここは。

誰だ、こんなに金を使いまくってるのは。

けしからん。


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