∞主義 | ナノ

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「雅明(マサアキ)の学校に編入してね。」

雅明さんってのは、母さんの弟。

あー、確かに学園の理事長だけど・・・

「あそこって、男子校じゃねぇ!?」

俺の記憶よ、どうか間違っていてくれ。

そんな俺を他所に、母さんはにこっと笑う。


「全寮制の私立男子校だよん。」


「俺、大丈夫だし、俺も」

にっこり

「いってらっしゃい」

俺の言葉は、母の満面の笑みで消されました。

壁に寄りかかってる父さんも、笑ってた。

「別れは辛いけど、あそこなら安心だからな。」


拒否権ナシ


俺の青春、終わったな・・・。




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