嗚呼、素晴らしき | ナノ
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「陽って、本当に寂しがり屋さんだよねぇ。」

いつもいつも付いて来るし、こういう発言も何度もしている。
寂しがり屋さんって、可愛らしいからプラスポイントだけれどね。

「・・・うん、まぁ・・・ね。」

苦笑いの陽は、きっと恥ずかしがっているのだろう。
嗚呼、可愛い!

「よし、じゃあ少しA級に行こう。」

そして真澄に会って、鬼ごっこ組になってもらわないとね。

るんるん気分のまま、陽と共に、2人で隣のクラスへと向かった。



クラスごとに、やはり雰囲気は違う。
例えば、Sクラスは才能ある人ばかりでかなり自由だ。
スポーツ特待生と学力特待生から、美形、御曹司・・・と、学園の人気者がずらり。

Aクラスは、Sクラスに入り損ねたという劣等感を持っている人が多いみたいだ。
若干ネガティブな秀才が多い。
つまりは、大人びていて静かだが、行事にも少し消極的なインテリクラス。

そして、Gクラスは王道に不良の多いクラス。
ただ、顔と運動神経はかなり高レベルだ。

他にも、Bクラスは明るいだとか、やっぱりいろいろある。

本当に面白いよねぇ。
俺は、Gクラスにも行ってみたかったなぁ・・・。

だって、不良って萌えると思うんだ。
受けでも攻めでも、どっちでも素晴らしい。

それに、喧嘩もハプニングもあって楽しいだろうからねぇ。




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