(会話文ファンタジー)
「…と、いうわけで俺様が誕生したのさ!感動だよなぁ。なぁ、魔王よ。」
「はいはい、その通りですとも。だから、このお行儀の悪いお足をどけてくださいな。」
「ヤダ」
「てめっ…!仮にも勇者のセリフかぁああ!?」
「うっせ。犯すぞ。」
「ヒィ!極悪人面!嫌だ!ごめんね!!」
「よろしい」
「…もうやだよ―。お母さ―ん!」
「あぁん?てめぇに母親なんて…」
「俺の可愛い魔王ちゃんを苛めるやつはどこのどいつだ―!!」
「あ、いたんだ。だけど明らかに成人男性。」
「母さ―ん」
「ぶっはぁ!涙目で魔王ちゃんが助けを呼んでる!押し倒されてる!可愛いはぁはぁ」
「鼻息荒い、鼻血が出てる。ただの変態かよ。きもい」
「とりあえず、ベットに行こう、魔王ちゃん!」
「オイコラ、待て変態。こいつは俺のだ。」
「お母さ―ん!」
※
悪役ドエス勇者
平凡ドエム魔王
変態ヘタレ宰相
(魔王のお母さんは別の人)
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