君に痛み分け | ナノ
「おはよう」
「早いね」
「帰ってすぐ寝たからな」
「真面目ー」
「今日はぜってー負かす」
「何も食べてないんだ」
「腹減って動けねぇ」
「わたしより貰ってるくせに」
「自分の金であそこまで食わねぇよ」
「意外とケチ?」
「んなわけねーだろ」
「わたし料理上手いんだけど」
「どうせ肉じゃがとかだろ」
「何でモテないんだろう……」
「生意気だからだろ」
「テルミさんに言われたくない」
「俺様はモテるってんだろ」
「作って貰えばいいじゃん」
「家に俺以外上げたくねーし」
「その割には誘うよね」
「テメェといるのは楽だし」
「余所行きしなくていいから?」
「あれ疲れんだよな。今までの俺すげー」
「コロッと騙されちゃうからね」
「俺様すげー」
「テルミさんは凄いよ」
「褒めんなよ気色悪ィ」
「だって休み無しじゃん」
「ナマエちゃんがいねぇ日にてきとーに休んでんの」
「ふーん」

これが日常だ。

「忘れたわけではありません」


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