君に痛み分け | ナノ
「ナマエちゃんお茶」
「はーいしばらく」
「やけに素直じゃん。つまんねーの」
「いびりのつもりで言ったなら用意しませんけど」
「あ、メシ一回」
「今の無し!」
「ザンネンでしたー」
「最悪」
「あのさー」
「何」
「俺ハザマじゃねぇんだよ」
「あーそう」
「え? もっと掘り下げねぇの?」
「どうでもいい」
「んだよ、つまんねーの」
テルミさんが椅子を蹴る。ハザマさんはかえってこない。
「少しは私を信じなさい」
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