ど 自 例
の 分 え
よ の ば
う 望 総
な む て
意 も の
味 の 謀
が が 略
あ 手 を
る に 見
と 入 透
言 ら か
え な せ
ま い た
し の と
ょ な し
う い て
か ら 、
ば
この人はいつも心がここには無いみたいに空虚に嗤っている。ソンナ姿が結構痛ましくて好きだった。わたしがどう戯けても、慈しんでも、彼はいつも張り付いたみたいに同じ顔をしていてたまに淋しいような虚しいようなどう仕様も無い心持ちになるのである。とか本人に言ったところで何も変わらないのは知っていた。わたしは駄目な人間だ。もっとしっかりしていたならばこの人と同じように世界を諦めた視線で見ることが出来ると言うのに毎日を生きるので手一杯だった。
「ハザマさん、どうしてそんなに笑ってられるんですか」
「笑ってなどいませんよ。ただ少し面白かっただけで」
「人でなし」