返信 | ナノ
（ 頂戴したコメント元です ）
くしろさんはじめまして！ こんな世の中ですが、体調のほうは大丈夫でしょうか？
ゴールデンカムイの世界に魅了され夢小説サイトの大海を彷徨っていたところ、くしろさんの作品と出会い打ち震えました。本当に勝手ながらこの好きの感情をお伝えしたくてこうしてメッセージを送らせて頂きました！(もし、この先の文章で不快にさせてしまうような表現がありましたら申し訳ありません…！)
不道徳的であったり倫理観の欠けた表現が出てくるお話が大好きでそんな小説ばかりを漁っていたので、くしろさんの書かれる尾形のお話がぶっ刺さりまくりました。
私が特に好きなのは「汝、隣人を愛せよ。」のお話なのですが、伏線の張り方(と言っていいのでしょうか……)が本当にお上手で、物語が進んでいくにつれてどんどんと伏線回収されていくのでこの先はどうなるんだろう、と読み進める手が止まりませんでした。伏線の張り方もわざとらしくない？というか、物語の中に上手く織り込まれていたので後から何度も読み返す内にここが伏線になっていたのか！と気付かされることが多く、噛めば噛むほど味が染みだしてくるような、そんな作品だと私は勝手に思っていて本当に大好きです。
何か食べるか聞かれたときに尾形がすぐに「桃味」と答えたところや、身に覚えがないのにも関わらず尾形の携帯には連絡が送られた形跡があるところとか、普通に読めばなんら変哲はないのにじっくり考えれば考えるほどおかしくない？と思ってしまうような不気味なシーンが詰まっていて、それから、尾形との会話の微妙に噛み合っていない感じや支離滅裂な感じとかもう本当に最高でした。
原作での尾形が右目を失う描写はどうするんだろう？と思っていたのですが、世界観にかっちりはめ込まれる形で作品の中にさり気なく描写されていて、また、メッセージの中に時折ロシア語が混ざっているところとか原作のイメージを壊すことなく、作品の中に落とし込むのが本当にお上手で……。
この作品を読ませて頂いてから1週間くらい(というか今もなのですが…)余韻が消えず、ブルートゥースのイヤホンをしている男性を見ては尾形を思い出してしまったりする日々を過ごしました…。それくらい私にとっては衝撃が大きく、脳裏に焼き付けられるような感動を覚えた作品です。
「汝、隣人を愛せよ。」が大好きな作品であることはもちろん、「枯らした残影」「桃源郷の電話番号について」「穴」という作品も大好きです。特に「穴」という作品を読んだときは、予防線を張ってというか少し警戒しつつ読み進めていたのですが予想外の展開が多く「ピアスを開ける」という行為を題材にした作品に、ここまで情緒を乱されるとは思ってもおらず感涙しました。
尾形を見るたびにくしろさんを思い起こしてしまうほど、くしろさんの尾形百之助に対する解釈が本当に大好きです。
休日前の夜は夢小説を読みあさって、日々の疲れを癒やすのが日課なのですがそこでくしろさんの尾形夢を一つずつ読ませて頂いてます……。
また、最近よく目にするお名前だったので夏油さんの夢も読ませて頂いたのですが、それもまた最高でした。
全体的に薄暗くて、胃がヒリヒリするような重さがあって…。夏油さんのキャラクター像が明確には分からないまま見てしまった作品ではありましたが、それを越えてくる素晴らしさが作品の中に詰め込まれていて呪術廻戦を履修するべきか今すごく悩んでいます……。
こんなに素敵で素晴らしい作品を、見える形でこうして公開していただき、くしろさんと出会えたことが本当に嬉しいです。ありがとうございます！ 思っていたことをすべて並べていたら長文になってしまいました……。
長々と書き連ねてしまい、見苦しい文章になってしまっていたらすみません…！
これからも陰ながら応援させてください。本当に大好きです！寒い日やこんな状況がまだまだ続きそうですが、体調を崩されませんようご自愛くださいませ。
（ コメント本当にありがとうございました！ ）
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