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 メリれ!メリークリスマス!(5/6)



「「「「Merry Christmas!!」」」」



大きなクリスマスツリーに部屋にはきらびやかな装飾。
机の上にはフライドチキン、ピザ、チーズフォンデュとTHEクリスマスなメニューがずらりと並ぶ。
そして皆もサンタ帽と服を身にまといすっかり気分はクリスマス!

だがそんな中でも今日相澤先生から告げられたインターンの話題が上がる。



「緑谷くんやハルくんはどうするんだい。その…ナイトアイ事務所…」

「「……」」



飯田にそう問われて俺と緑谷は顔を見合わせる。
そんな俺たちに向かって切島が言った。



「センチピーダーが引き継いでるんだろ!?久々に会えるじゃねェか!」

「僕もそう思ってたんだけど…」




「ああ。緑谷くん、水科くんすまない。恥ずかしい話だが今ちょっと余裕がなくてね…」

「デクくん、ハルくん久しぶりー!サーったら一人で色んな仕事しててねえ。引き継ぎ大変なの!」




「職場体験(グラントリノ)もダメだから今宙ぶらりん」

「そっかあ。ハルは?」

「…………」




「ハル久しぶり。インターンの件だけど君が来てくれてたら百人力なんだけど今俺がバタバタしちゃっててさ…せっかくの申し入れなのに悪いね」




「(ヘルパットなかなか既読もつかないし…相当忙しいんだろうな。無理してないと良いけど…)」

「ハルー?」

「!俺も緑谷と一緒で宙ぶらりん。でも任意参加だった前回と違って今回は課題だから学校で紹介してくれるって」

「ほおーあーじゃー…爆豪はジーニストか!?」

「あ!?……決めてねェ」



神野の戦いで負傷したジーニストが治療を終え復帰を目前に控えた時だった。
突然の“行方不明”報道。
強がっているように見えて爆豪もなにか思うところがあるようで切島からの問いに言葉を濁していた。

そんな話をしていると峰田がバンと机を叩く。



「おオい!!!清しこの夜だぞ!!いつまでも学業に現抜かしてんじゃねーーーー!!」

「斬新な視点だな。オイ」

「でも…一理あるな!」

「だな。今はご馳走楽しもうや!」



そう言った砂糖の手にはジューシーに焼きあがったローストチキン。



「「「料理もできるシュガーマン!!」」」



砂糖の料理を舌鼓していると玄関の扉が開く。



「遅くなった…もう始まってるか?」

「とりっくおあとりとー…?」

「違う。混ざった」

「サンタのエリちゃん!」


相澤先生とサンタの衣装を身にまとった小さなサンタエリちゃん。
思わずみんなニコニコと笑いながら2人の元へ駆け寄る。



「かっ可愛〜〜!」

「似合ってるねえ!」

「おにわそとふくはうち」

「通形先輩はいないンすか!?」

「今日はこっちでと伝えてある。クラスのみんなと過ごしてるよ」



麗日と話すエリちゃんに俺と緑谷が額の角が大きくなっていることに気づく。



「角…また大きくなってますね」

「ああ。前向きだよ。水科の言葉をちゃんと受け止めてる」

「なら…安心しました」



エリちゃんも合流して本格的にクリスマスパーティが始まる。
耳郎の演奏にみんなで歌ったり、豪華なご馳走をたくさん食べて話した。





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