ねた | ナノ





◎クオリアと捺姫 (10/18 17:26)





「…加減を、しろ。いや違うな違った。してください、だ」
「はぁ?てめークオリア、ぼくがてめーに対してどれだけ気を遣い労力を使い滅茶苦茶頑張って加減してやってんのがわかんねぇのかよ」
「じゃあわかった。せめて動けなくなるような怪我を負わすんじゃねえ。容赦なくアキレス腱をぶち切るな。躊躇いなく脚にヒビを入れるな。骨折させんな。おれを腕力だけでコンクリに向かってぶん投げるな」
「良かったじゃん。身体にこれ以上不必要な穴が増えなくて」
「ピアスか?ピアスのことか?つーか穴を開ける気だったのか?不必要じゃねえ、大事なんだぜこういう」
「キャラ作りは?」
「そうそう…ってちげーよ!アホか!」
「じゃあ趣味か?ぼくさぁ個人的にピアスあけんのは耳だけがイイんだよねぇ。なんでおまえ顔面によっつも穴あけてんの?痛くないの?マゾなの?それともそういう趣味?それともかっこいいと思ってんのか?」
「質問を連続ですんじゃねぇしかもかなりひとが気にしてることをズカズカと!そろそろ泣くぞ!」
「殺人鬼泣かすとかぼくも成長したんじゃね?泣け泣け大歓迎だぜ」
「…てめーなんかいつか負かしてやるかんなちくしょう…本気でむかつく…」
「おうおう。やってみろや雑魚のクオリアちゃん」
「この色情魔!」
「戦闘狂って言えよ」
「いいのかよそんなんで」
「色情魔よりは戦闘狂のほうがかっこいい気がしねえ?」
「おまえの価値観がおれにゃー理解出来んよ」
「ぼくだっててめーの価値観を理解する気はないぜ」
「ないのかよ。そこは努力とかしてみろよ」
「なんでぼくがクオリアのことを努力までして理解しなきゃなんないんだ?」
「本末転倒じゃねーかよ!!」



クオリアはボケもツッコミもこなします



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