神様これは試練ですか | ナノ


▼ 目に映るのは君だけ

今日は聡太郎の家で映画のDVDをみることになった。もちろん二人きりだ。

「ずっと見たかったんだよな、この映画」

ディスクの入ったパッケージを眺めながら、聡太郎が言う。休日モードの聡太郎は眼鏡でもボサボサ頭でもなくて、無防備にもその可憐な表情を晒していた。

うう、可愛い。ちょっと寝癖のついた後頭部とか、部屋着のダルダル感とか、もうなんていうか全てがツボ。

「再生するぞ」
「うん」

ベッドに並んで寄っ掛かり、俺と聡太郎は仲良くテレビ画面に視線を向ける。ドキドキしながら、真横にある手を握った。

「…なんだよこの手は」
「いいじゃん。この映画、ちょっと怖いみたいだし」
「怖いの苦手なのか?」
「ちょっとね」

本当は別に怖くもなんとも無かったけれど、手を握っていたいがために嘘をつく。聡太郎はふうんと興味なさげに呟き、そのままで居ることを許してくれた。



クライマックスのシーン、ヒロインがピンチになるというベタだけど手に汗握る展開。じっと画面に見入っていると、突然聡太郎が握っていた方の手を引き抜く。

「どうしたの?」
「いや、手汗が…」
「そんなの気にしないのに!っていうかむしろそーちゃんの汗なら舐めたい」
「気持ち悪い」
「ひどい!本当のことだし!」

その手を追っかけて、両手でがっちり固定した。べろりとそのまま舌を這わせる。

「やめろばか!!!」
「全然手汗なんてかいてないじゃん」
「いいから離せ…っあ」
「なに今の声えっちぃ」
「お、お前が変なとこ舐めるから…」

人差し指と中指の間。どうやらここがイイ場所らしい。聡太郎の顔を見つめながら、舌先を尖らせてべちゃべちゃに舐め回した。

「ん…ふ、やだ、やめろって」
「きもちいいくせに」
「映画、見ろよ」
「映画より聡太郎を見てる方がいい」

ぴくん。聡太郎の肩が小さく跳ねる。俺はもうすっかりそういう気分になっていて、ちんこはもちろんガン勃ちである。

指先を口に含んで、ちゅぷちゅぷ音を立ててしゃぶった。いやだと言いながらも聡太郎の表情はだんだんととろけていく。

「あ、うう…」
「指きもちいいの?かわいい顔してるよ」
「そんなの、してない」
「じゃあこっちはどうかな」
「ひやぁぁっ!」

ぎゅーっと強めに乳首をつねった。大きな声が上がる。まだ服の上からなのに。

「ひ、かる、やだ、そこは駄目」
「ツンツンしてるよ」
「や…だぁ、むりぃッんんんっ、ああっん!」
「勝手に弄ってるから、聡太郎は映画見ても構わないからねっ」
「そ、なの…できない」
「なんで?ちんこ触るわけじゃないし、大丈夫でしょ」

きゅっきゅっと小刻みに左右の飾りに刺激を与えると、小さく喘ぐ声が聞こえた。ああんもうかわいい。死ぬ。

「だって…ちんこより、ちくびのほうが、気持ちいい、から…」

ひいいいいいっ!知ってる!知ってるけどなんて破壊力のある発言なの!!!!興奮した俺は、聡太郎にキスをした。もちろん乳首を弄る手は止めない。

「ん、ふぁ…ンンンンッ!?んっ!んん!」

舌を入れてめちゃくちゃに口付けながら、爪でカリカリと胸の先端をひっかく。聡太郎は取れてしまいそうなほど強くするのがお好みだ。

「は…そーたろ、かわいい」
「あぁっあっあっ、ちくび、とれるうっ」
「それは大変!治療してあげなきゃ!」
「はぁぁぁッ、あっ、なめちゃだめぇ!」

服をたくし上げて、直接舐め回す。ぷっくりと赤くなって主張する可愛い可愛い聡太郎のちくび。はむはむしたい。っていうかする。

はぁはぁと身をくねらせながら、与えられる刺激に浸っている聡太郎。長い睫毛に快感による涙がのっかっている。

「聡太郎、泣いてるの?かわいい」
「あぁ…ひかる、ひかるぅ」

そんなえっろい声で名前呼ばれたら、もう俺イっちゃう。どうせイくならそーちゃんのお尻の中がいい。

胸にキスを繰り返しつつ、片手で聡太郎のズボンと下着を一気に脱がす。勃起したかわいいちんこが姿を現した。それをぐちゃぐちゃに扱く。

「聡太郎のおちんちんも泣いてるよ。こーんなにいっぱいお汁垂らして」
「ひううっ、んっんっんっ、あ、あ、だめ」
「そんなに腰上げたら、お尻に指入っちゃうけどいいの」

我慢汁を絡めてぬるぬるにした中指を穴に添えた。つぷりと先端を潜り込ませ、入り口付近を解していく。

「あ、う、ゆび…ゆび、入れて、もっと、奥」
「だめ。もっと慣らしてからじゃないと」
「やぁぁっ、ひかる、やっ!入れて!奥、ちゅぷちゅぷしてぇ!」
「…もー…なんでそんなかわいいの聡太郎…」
「あ゛ぁっ!」

一気に二本の指を挿入させた。手加減なしでピストンすると、聡太郎はぴゅうぴゅうと先走りの液を飛ばす。

「あっあっあっあぁ!も、だめ、出る、出ちゃうぅっ」
「指と俺のちんこ、どっちで出したい?」
「んっはぁっ、ひかるの、ちんこがいいっいれてぇっいれてっぁぁっ」

指を引き抜き、余裕のない手つきでベルトを外し、ギンギンに勃ちあがったちんこを取り出した。聡太郎を抱き上げ、背後からそれをあてがう。

「あ、あ、ちょうだい、それ、いれて」
「んー…ちょっと待って」.

いつもとは逆向きの座位。一気に貫くために、少し念入りに位置を調整していると、聡太郎が泣き出した。

「はやくしてよぉ…っはやく、はやくううっも、やだぁっなんでいれてくれないのっ」

…っか!!!!

かわいいいいいい!!!!!

「うぁぁぁぁぁぁんッ!?」
「んっ…」

ずちゅうううう

すごい音を立てて入っていく俺のちんこ。搾り取るような内壁の運動に、熱い吐息が漏れる。

「…聡太郎?入れたよ?」
「あ、あ、あ…う、ひかる…」

すすり泣くような声で俺の名前を呼び、もたれかかってくる聡太郎。

「ナカあっついね…すぐイきそう…」
「んん…おれ、もう…」
「イった?」
「ん…」

前に手を伸ばして、聡太郎のちんこを触った。白く粘ついた液が指に付着する。にやりと口角が上がった。

「じゃ、次は俺がイく番だね」
「あッ!」
「でも聡太郎にもイってほしいし…ここつねったら、もう一回イけるでしょ?」

下からガンガン突き上げると同時に、乳首を強めに弄る。

「あッあッあッ!あぁっんっうっあっはぁっちょ、はげし…っ」
「は、ァ…っう、せま…」
「いっあぁぁっだめぇっそんなッあんん、ちくびっはなしてぇっとれちゃううぅ」
「かわいいよ、聡太郎っ、ね、ちゅうしよ?うしろ向いて?」
「んんっ」

がぶり。濡れた唇に吸い付く。どんどんと中が締め付けを増し、聡太郎の身体が痙攣し始めた。

「んっふっう!んんん!んぐっう、んッんっんっ!ん゛ーーーーーっ」
「…っうぁ…」

あ、聡太郎、イった。その瞬間ぐぐぐぐっと迫ってくる腸内に、俺もようやく精を吐き出す。

「はぁ、はぁ…あ…」
「あー…きもちかったぁ…搾り取られた…」

くてん、と脱力して寄りかかってくる聡太郎を抱きしめた。大好きだよ可愛いよ愛してる。

「映画…見れなかっただろ…はぁ」
「また二人で見ようね!」
「絶対やだ…」

赤い顔のまま、余韻に浸っている聡太郎はやばい。色気むんむんである。

再び興奮してきた俺は、耳元で囁く。

「…キスして?」

ばか、と言いながらも振り返ってくれる聡太郎。その唇を味わいながら、中に埋めたままの性器にまた血液が集まるのを感じていた。

end.

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