ss | ナノ


▼ 俺とお前はつまり愚図

「へぇ…お前こんなのが好きなんだ。淫乱目隠し女子高生?なんかすげぇな」
「いやもう本当勘弁して」

大浦の家でAVを発見した。パッケージには目隠しをされた女子高生。うわこの女優可愛い。

大浦は顔を真っ赤にしてぷるぷる震えている。別に恥ずかしがることないのに。そんな異常な趣味でもなくない?

あ、そうだ。

「試してみようぜ、目隠し」
「は?」
「好きなんだろ?」

しばらく無言の時間が続いた後、大浦はゆっくり頷いた。にやりと口角が上がる。ふふ、かかったな。



「こんなの、聞いてない…っ!」
「そっちが勝手に勘違いしたんじゃん」

俺に目隠し出来ると思った?残念、逆でした!

「どうしよっかなぁ。なんかしてほしいことある?」
「目隠し、とれ!あとこの手も!」
「それ以外で」
「んな…っ!?」

簡単に目隠しをはずされてしまっては面白くないので、手首をタオルで縛ってある。じたじた暴れる彼を見下ろしながら、俺はにやにやと漏れる笑みを抑えきれなかった。

いつも俺が気持ち良くしてもらってるから、今日はお前の番!

「じゃ、まぁとりあえず…ご奉仕しますか」
「は?ちょ、待て何を…んあッ」

手早く取り出した萎えちんこを口に含む。あんまり抵抗感はない。大浦のだし。

「ん、んん…」
「うぁっ、あっあ…やめろっ篠田!!」

無視してしゃぶり続ける。先っぽをはむはむしながら手で玉を揉めば、小さく喘ぐ声が聞こえた。萎えていたちんこはあっという間に勃起する。

「ひもひいい?」
「っく…ばか、しゃべんな…あッんん」

舌を出して唾液を竿に伝わせた。とろりと糸を引きながら流れていく液体。

「あううっ、それ、んっはぁ!」

それだけの刺激なのに、大浦の腰がビクビク跳ねる。…すげえ。

「なに、目隠しってそんなイイの」
「ち、ちが…」
「お前のちんこやべーよ。実況してやろうか」
「しなくていい!」

えーと…ビンビンに勃起してて、俺の唾液でべちゃべちゃに濡れてて、そんで先っぽからはヌルヌルした液が滲み出て…

「も、やめろ篠田ぁ…いやだ、聞きたくない…」

泣きそうな声で名前を呼ばれた。

…あれ。なんか大浦、可愛くね?顔赤いし、はぁはぁ言ってるし、ちょっと涎垂れてるし…めっちゃエロいんですけど。

「あッ」

Tシャツの上から軽く脇腹を撫でてみる。

「んひっ」

乳首を指で弾く。

「ふあぁっ」

首筋に唇を押し当てる。

「大浦…すげぇ敏感」
「だ、れのせいだ…あ、あ」

がばりと覆いかぶさって耳元で囁くと、大浦は腰を揺らしながらしがみついてきた…何だそれ可愛すぎるだろ。

「…って」
「え?」
「触ってよ、篠田ぁ」
「イきたい?」
「ん…」
「分かった。イかしてあげる」

覆いかぶさったまま、手だけを下半身まで下げる。相変わらずガチガチのままのちんこを、好き勝手に弄りまわした。

ぐちゅ、ぐちゅ、と水音がする。大浦はそのいやらしい音にも興奮しているようで、涎を垂らしながらアンアン喘いだ。

「ああっ、いく、いくいくいく!しのだぁぁっ」
「いいよ、イって。俺に目隠しされながらちんこシゴかれてイって、大浦」
「う゛ぁぁっ!出るっ!」

びゅる、と手に精液がかけられる。量が多い。ふふん、どうだ俺のテクは。イった後の余韻で荒い息をする大浦の目隠しをとると、その瞳が涙で濡れていた。

「あれ、泣くほど良かった?」
「泣いて、ない…」
「いや泣いてるし。お前案外声出すのな」
「うるさい」
「気持ち良かっただろ?」

また目隠ししようかな。そう呟いた俺に容赦無い蹴りが入る。痛いです大浦さん。

大浦も俺も、どうやら快感にほだされやすいらしい。今度は俺が突っ込む側になってやろう。


[ topmokuji ]



「#寸止め」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -