▼ 橘 日富美
いただいたコメント
▽一途最高!
▽萌えの塊
▽瑞樹が大好きすぎて泣いちゃうふみ君が愛おしすぎます
▽愛が重たくて愛おしい。
▽きゅんとしたセリフがたまりません!笑
▽ツンデレクールで、涙もろくて溺愛とか、どんだけ私のストライクなんだといつもおののいております。好きです。
▽瑞貴大好きで大好きなところがたまらなく好きです
▽妄想で描くと、結構楽しいので…(笑)
▽一途な所!あと冷たい時どデレる時のギャップは殺人的に萌えます。
▽やっぱりフミくんが好き
▽昔からひふみ一筋です!!!笑
▽シックラバーを読んで、他の作品も読もう!と思いました
▽最後までフミくんで行きます(笑)
▽旦那としての矜持を守って頂きたく。
▽瑞希に対するひたすらな愛がたまらん
▽フミくん頑張れー
▽愛が重たくて愛しい
▽感極まって泣いちゃうのがなんだかリアルでいとしいなあとおもいます
▽1番最初に読んで泣きました
*
ぶふ、と瑞貴が噴き出した。
「泣いてるふみくんが好きってさ。良かったな」
「うるさいだまれ殺すぞ」
「ははは!照れてやんの!だから可愛いって言われるんだよ」
別に言われてない。
――っていうか、俺って重い、のか。
手元にあるさまざまなコメント達が書かれた紙を眺めながら考え込んでいると、突然強く背中を叩かれた。
「いってぇ!何すんだ馬鹿力」
「おら猫背!!」
「ほっとけ」
「別に重くねぇよ。つかこの場合の愛が重いってのはいい意味でだろ」
は、と声が漏れた。
「…今俺、声に出しとった?」
「いや出してないけど。お前のことだからどうせくだらんこと考えとんやろうなーっていう俺の勘」
恐るべき勘である。
図星を言い当てられ、気まずさと罰の悪さを感じ視線を脇に反らす俺に、瑞貴は言った。
「俺は、ひふみが俺のことをどれだけ好きか知ってる。今までどれだけ好きでいてくれたかも知ってる。何故ならお前の傍に一番長い時間いるのが俺だからだ」
「…ん」
「そんでお前は、俺と一番長い間一緒にいる。それはつまり、俺のことを一番知っているのはお前だってことだ」
「うん」
「それを踏まえた上で聞くぞ。お前の知っている俺は、お前のその重い愛とやらを受け止められないような器の小さい男なのか?」
ちがう、と呟くと「声が小さい」と怒られる。
「ったく…めんどくせー奴」
「悪かったな面倒で」
「お前は黙って俺のこと好きでいてくれればいいんだよ。つか好きじゃなくなったら許さん。ぶん殴る」
「…うん」
好きじゃなくなることなんてありえないけど。
「俺のこと好きだろ?ふみくん」
「うん」
「ちゃんと言えや!」
「好き、だと、思う。すごく」
「思うじゃねーよ!好きなんだよ!」
「好き」
「おし」
「瑞貴」
腕を伸ばしその身体をきつく抱きしめた。ぐぐぐっと体重をかけて、二人同時に床に倒れこむ。
「重いわ!」
「瑞貴」
「なに、惚れ直した?」
「うん」
好きだ、と耳元で囁く俺に、瑞貴は「お前のスイッチってようわからんわ」と恥ずかしそうに笑った。
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