▼ 02
そして俺は、そんなスイちゃんの恥ずかしがる姿にとてつもなく欲情する。
「ごめんね。もうしない」
でもあんまりやりすぎると逆に拗ねられてしまうので、ここら辺のさじ加減は中々難しい。すすり泣く彼をなだめるようにキスをして、愛撫を再開した。
シャツのボタンをはずしていくと、その中に覗くのは…そう!ブラジャーである!
当然胸はぺったんこなわけだけど、こんなにも女性用の下着が似合う男はきっと世界中を探してもスイちゃんだけだと思う。
パンツと同じ黒のヒラヒラしたえっろいやつ。いつもはパステルカラーの下着が多いので新鮮だ。
「俺このブラ好きかも」
「…ほんと?」
「すっごく似合ってるよ」
「よ、良かった…んっ」
脱がすのがもったいないので、そのまま上にずり上げる。視界に映った二つの胸の飾りは、すでにぷっくりと勃ちあがっていた。
「やらしー乳首」
「ひうっ、あっ…んぁぁっ!か、噛まないでぇ…」
カリカリと軽く歯を立てつつ、片方の手を下腹部に下ろしていく。指に触れる濡れた感触に、にんまりと口角が上がった。
「おっぱいとここ、両方弄ってあげるね」
「んっ、あ…だめ、だめぇ…」
「とろとろにしてあげる」
間を置かずスイちゃんの勃起ちんこを扱き始める。同時に乳首をめちゃくちゃに舐め回した。
ぐちゅぐちゅっちゅぷっちゅぷっ
「あぁっあっんあっはぁぁ…ッ!」
「ん、きもちー?」
「ひぁぁっあっあっ、だめ、そんな、だめぇぇっ!あぁっん!」
胸とちんこ、両方を攻められるのはやはりすごいらしい。スイちゃんは真っ赤な顔をしていやいやをするように首を振っている。だめだめと何度も悲鳴を上げているところを見ると、もうイきそうなのだろう。可愛すぎる。
「よりくんっだめ、俺、俺もう…ひうぁぁっあっン、やぁっあ…ッ」
「一回イっとこうね。いいよ出して」
透明な液を吐き出し続ける尿道口を親指で塞ぎ、ぐりぐりと捏ね繰り回した。スイちゃんの背中が限界まで反り上がり、脚がピンと宙に伸びる。
「ふぁぁぁぁ…っ!」
掌に精液が吐き出された。服や床を汚さないうちにそれをティッシュでふき取っている間、はぁはぁと荒い吐息が部屋に響く。
「スイちゃん、大丈夫?」
ぽふ。スイちゃんがもたれかかってきた。
「よりくんさ、なんでそんな上手いの…?」
「えー俺うまいかなぁ。同じ男だから気持ちいいポイント分かるだけじゃない?」
「それだけじゃないもん。今まで数多の女の子をそうやってイかせてきたんでしょ!」
「いや数多ってほどじゃ…もしかして怒ってる?」
「怒ってない!」
怒ってるじゃないですか。
「スイちゃんこそ他の誰かと俺を比べてるでしょ。やめてムカつくから」
口を尖らせて拗ねた表情をすると、それを見たスイちゃんがほんの少し嬉しそうに笑う。
「妬いてるの?」
「だいぶ」
「ふふ」
「なんで笑うの!」
「だっていつも俺ばっかり妬いてるから、なんか嬉しくて。依くんもちゃんと俺のこと好きなんだなーって」
「当たり前でしょ!事あるごとに好き好き言ってるじゃん!」
「そうだけど」
なんてことだ。俺の気持ちはちゃんと伝わっていなかったということか。
俺はこんっなにスイちゃんが好きで好きで仕方ないのに!
「依くん?」
「スイちゃん!」
「へっ?」
スイちゃんの身体を抱き上げ、ベッドに押し倒した。ベルトを外しながら覆いかぶさると、スイちゃんが頬を染める。
「あの…入れるの?」
「入れないと俺のちんこもう限界。それに…」
「それに?」
「スイちゃんのこと大好きだからいっぱいしたい。俺の愛、受け取って」
うん、と小さく返事が聞こえた。
「依くんの愛、いっぱい欲しい…」
「…かーわいいなぁもう」
一連の行為により既に臨時体勢をとっていたソレを穴にあてがう。スイちゃんがきつくしがみ付いてきた。
「はぁぁ…っん」
「きつくない?」
「へ、へーき…っあ、もっと、奥…」
煽らないでぇぇぇ!ゆっくり入れようとしてるんだから!
prev / next